【新着ワイン】メリテージ・ワインの立役者、リース氏のワイン

【新着ワイン】メリテージ・ワインの立役者、リース氏のワイン

【新着ワイン】メリテージ・ワインの立役者、リース氏のワイン

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。


「メリテージ・ワイン」という言葉をご存知ですか?
この言葉を世界に知らしめたチップ・リース氏。
彼が造ったワイナリー「リース・エステート」が新入荷しましたのでご紹介します!!





リース・エステート


このワイナリーは、1981年に、ボルドーワインの熱狂的な信者、Chip Lyeth(チップ・リース)氏によって、ソノマのアレキサンダーバレーに設立されました。
1991年、フランスのワイン業界で大きな影響力を持つ、ボワセ・ファミリーがこのワイナリーに着目、リースエステートはボワセグループの傘下に入りました。
現在では、創始者のリース氏の哲学を受け継ぎながら、メリテージワイン創始者のエステートとしてカリフォルニアのテロワールを反映した、素晴らしいボルドースタイルのワインを生み出しています。

銘醸地「アレキサンダー・バレー」から生まれるブドウ

アレキサンダー・バレーは、カリフォルニア州北沿岸部ソノマ・カウンティ(郡)にあります。
ソノマの中では海から遠い位置にあるため、気候は温暖です。
丘陵が多いソノマの中で、このエリアは広い平坦地となっており、他のエリアに比べ日照時間も長めです。

小石が多く水はけが良い土壌を持つためカベルネ・ソーヴィニヨンに適しており、ナパ・ヴァレーに匹敵する高品質のワインを生み出します。

このアレキサンダー・バレーを一躍有名にしたのは、名手「シルバー・オーク」です。
全米一との呼び声が高く、特注のアメリカン・オーク樽熟成の個性的なつくり方で、アメリカ人好みのクラシカルなカベルネ・ソーヴィニョンを生み出しています。

アメリカの伝統を思い起こさせるオーク樽熟成

リース・エステートでは、アメリカン・オークの樽を主体にワイン造りを行います。
かつてのソノマでは、フレンチ・オーク、アメリカン・オーク、ハンガリアン・オークの三種の樽を組み合わせて作るのが一般的でしたが、現在では流行もあり、フレンチ・オーク樽でワイン造りを行う蔵が多くなっています。

リース・エステートでは、この伝統的な3種の樽を使った熟成を行いますが、アメリカン・オークの比重が高いのが特徴です。
アメリカン・オークに由来する、華やかな甘い香り、バニラの優雅な香りは、まさにアメリカの人々が愛した、クラシカルな赤ワインの味わい。
引き締まった、エレガンスに溢れるフレンチオーク仕立てのボルドーワインに対し、よりリラックスした雰囲気の、ゴージャスな味わいが表現されています。
その華やかな味わいの中に、上質なブドウがもたらす酸やタンニンが余韻を引き締め、フォーマルな雰囲気も造り上げています。

テイスティングコメント

カベルネ・ソーヴィニョンの味わいにプティ・ヴェルドが複雑味を添え、深みのある味わいを造り上げます。
クリムゾンの色調、レッド・チェリー、ブラックベリー、杉の清涼感のある香りを感じます。

どこか海風のような、爽やかなミネラルのニュアンス。
柔らかく、芳醇な味わいは、 スパイスのような溌剌とした刺激に続き、ラズベリー、ダークチェリー、そして果実味を包み込むような、優しい樽香を感じます。

長い余韻が続いた後に、僅かにラベンダーのような爽やかさを感じます。
今飲んでもとても美味しく飲める赤ワイン。
若く、重厚なカベルネ・ソーヴィニョンは、厚切りの赤身肉のステーキなど、力強い料理と好相性です。
甘く芳醇なオークの香りは、スパイスや果物を煮詰めたバーベキューソースともよく合います。


リース・カベルネ・ソーヴィニヨン ジャン・クロード・ボワセ

品種 カベルネ・ソーヴィニョン 83%、プティ・ヴェルド17%
参考上代 3,550円(税別)
JAN 2101310000396
⇒詳細はコチラ

新着ワイン情報カテゴリの最新記事