【生産者来日レポート】フェルナンド・モラ

【生産者来日レポート】フェルナンド・モラ

【生産者来日レポート】フェルナンド・モラ

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。


今回はスペイン・アラゴン州カリニェナより、ワイン業界の最難関資格「マスター・オブ・ワイン」の資格を持ち、デキャンター誌ではスペインの最も勢いのある醸造家として掲載される程の実力者フェルナンド・モラ氏が来日しましたので、インタビューしました!




マスター・オブ・ワインとは?

マスター・オブ・ワインについて詳しく説明します!

イギリスが本拠地の資格で、保有者のほとんどがイギリス人。
世界のワイン事情(経済、ワイン法、葡萄育成から醸造など)、スピリッツ(ウィスキー、ウオッカなど)、デザート・ワイン、スパークリング・ワイン、ワイン・ビジネスと多岐にわたる勉強を数年かけて学び、それぞれの科目の筆記試験(理論)と目隠し試飲テストに合格しなければなりません。

主に評論家、ジャーナリストなどが取る資格なのですが、その中でも醸造家として自らワインを造っているのは世界で15名程しかいません。
また、スペインでは彼一人だけとなります。

天才醸造家にインタビュー!

熊木(以下K):どんな思いやこだわりを持ってワインを造っていますか?

フェルナンド・モラ(以下M):私にとって、最も重要なことは正しいブドウを正しい方法でワインにすることです。ワインを自分たちの願うように調整するのでなく、自分たちの願うブドウを造ることです。

K:これからどんなワインを作っていきたいですか?どこで?そして、フェルナンドさんの将来の夢は?

M:私の夢はマスター・オブ・ワインになることではないです。それは夢の途中でしかないです。私の夢は、世界で一番のガルナッチャを造ることです。場所は、もちろん、アラゴン。自分が住む場所です。ほかのブドウ品種を作るつもりはあるかって?答えはNO。私の人生はガルナッチャに捧げます。私は最適なブドウ畑を見つけて、最適な方法でワインにする。そして熟成させ、世に送り出す。15年、20年後にヴァル・デ・ハロンを世界で一番のガルナッチャ産地にする。それが私の夢です。

K:スペイン料理はもちろん、ほかの国の料理とのマリアージュの可能性をお聞かせください。

M:ワインの種類によりますが、例えばボティホ・ブランコのような白ワインならば、ワインがとてもフレッシュなので、お米、日本料理であればお寿司、刺身など合うと思います。白ワインでお花のような香りがするものがありますが、時々お料理の邪魔をしてしまうことがあります。お寿司はとてもスペシャルな料理なので、料理に対してリスペクトできるようなワインがいいと思います。赤ワインであればマイルドなタンニンのワインはスパイスの効いた料理と合せるのが難しい時がありますが、ガルナッチャはスパイスの効いた牛肉や醤油ベースの料理とも合います

K:日本のみなさんに一言メッセージをください。

M:私は食べることが大好きですし、いつも何か食べています。だからワインは家族の一部です。スペインでは午後に料理なしでワインを楽しんだりします。日本の皆様には、レストランや家庭で、家族や友達と、食事を囲みながらワインを楽しんでほしいです

いかがでしたか?
世界から注目されるワイン、ぜひお試しください!

↓フェルランド・モラが造るワインはコチラ!

↓インタビューで登場した「世界で一番のガルナッチャ」を造るプロジェクト、着々と進行しています!

イベントレポートカテゴリの最新記事