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今回の新着ワインは、ボルドー名門カステジャ家から届いた掘り出しワイン!
なんと、カステジャ家の尽力により、通常では入手できないような価格で、高品質なブドウを確保し、作られたワインを弊社に特別に輸出を許していただきました。
是非、この価格で手に入る、ボリ・マヌのワインをお見逃しなく!!!
キーワードは、「マルゴー」「カステジャ家」「ボリ・マヌ社」!
この3つについて詳しく説明します。
マルゴー
世界最高峰のワイン銘醸地のひとつと言えば、フランス・ボルドー。
そこにある「メドック地区の格付け」はとても有名で、特級(1級)に位置する「5大シャトー」は世界中で愛され続けているワインとして、大変高価な価格が付けられています。
その5大シャトーの一つである「シャトー・マルゴー」や、漫画神の雫で第二の使徒に選ばれた「シャトー・パルメ」を擁しているマルゴー村。
その優れたテロワールから、ボルドー最高峰のワインを生み出します。
特に、シャトー・マルゴーは5大シャトーの中で最も”女性的”と言われており、華やかな香り、口当たりの滑らかさ、しっかりしたボディと繊細さを備えた味わいから「ボルドーの宝石」と讃えられているほど、とてもエレガントなワインです。
マルゴーの特徴は、その厚い砂利の層です。
深い砂利質の中、葡萄は深く根を下ろすことになります。
その深い根が地中のミネラルを吸い上げ、優美で柔らかくふくらみがあり、芳香が精妙で、メドックの中で最も女性的と言われているワインを生み出します。
成長力著しいカベルネ・ソーヴィニョンは、このように痩せた水はけのよい土壌でこそ真価を発揮します。
また一方で、砂利質土壌の割合が極めて高いポイヤックやサン・ジュリアンと比べると、マルゴーには砂利と砂が混じった土壌や、石灰岩や粘土の土壌もあり、そこにはメルローが多く植えられています。
全体的にカベルネ・ソーヴィニヨン主体ではあるものの、格付けシャトーがある付近の村(ポイヤック、サン・ジュリアン)に比べるとメルローの比率が高く、滑らかで上品な要素が強まります。
ポイヤックは男性的と言われ、マルゴーは女性的と表現されますが、その理由は土壌と、それに適したブドウ栽培にも起因しているのです。
このような特徴から、AOCマルゴーは繊細で華やかな香りはオー・メドック随一と言われ、「力強さはありながらも女性的、優美なワイン」と言われています。
名門カステジャ家
今回ご紹介するワインを手掛けるのは、ボルドーでも五指に入るネゴシアン、ボリ=マヌ社を統括する名門カステジャ家。
シャトー・バタイエとシャトー・ランシュ・ムーサも所有し現当主の父フィリップ・カステジャ氏は、ボルドーの格付けシャトーを含む135の生産者協会「ユニオン・デ・グラン・クリュ」の会長も務めました。
このカステジャ家の幅広い人脈を通して、マルゴー村から厳選されたカベルネ・ソーヴィニョンとメルロをアッサンブラージュし造られたのが今回のワインです。
カステジャ家の尽力により、通常のシャトーでは入手できないような価格で、高品質なブドウを使用することができました。
残念ながらブドウを提供したシャトーの名前は公表しない約束をしている、とのことで その詳細を明かすことはできませんが、AOCマルゴーに認定された確かなブドウのみ使用した正真正銘のマルゴーです!
ボリ・マヌ社
ボリ・マヌ社は、1870年にユージェンヌ・ボリー・フレールの名称で創立されました。
第二次世界大戦後、ユージェンヌの二人の息子であるフランシス・ボリーとマルセル・ボリーが分裂した際に、マルセルは社名をボリ・マヌと改称し、このネゴシアン会社(ワイン商)を引き継ぎました。
1990年代になって、エミール・カステジャの息子フィリップ・カステジャがボリ・マヌ社代表取締役に就任しました。
フィリップ・カステジャは、その後も一族の事業を拡充し発展させ、今日ではボルドーで10軒以上のシャトーを経営するようになりました。
2001年以降はフィリップ・カステジャがネゴシアン会社を始め、すべてのシャトーを管理しています。
さらに、ボルドー市内に敷地面積3ヘクタールの自社製造工場と保管倉庫設備を保有しています。
※左:フィリップ・カステジャ