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続々と入ってくる、新着ワインのご紹介です!
今回は、イタリア・ピエモンテ州より『カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタ』という造り手です。
カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタ
畑はロエロ地区と、世界遺産にもなっているバローロ村を含むエリア、そしてバルバレスコで有名なトレイゾ村にあります。
いずれも標高200~400m、南向きの斜面に広がる、素晴らしい条件を備えています。
カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタはロエロ地区の中心ヴェッツァ・ダルバにて18世紀ごろから居を構え、1924年からブドウ栽培とワイン造りをしています。
今日の成功は、人生のすべてをワイン造りにささげた初代当主の息子、エルネスト氏の勤勉さと情熱の賜物です。彼の魂と意思は、いまもカゼッタに息づいています。
現在切り盛りしているのは3代目当主です。
ブルーノとピエールアンジェロ兄弟は、ワインをより純粋なものに仕上げるため、伝統的な手法にこだわるワイン造りを行っています。
ブドウ畑ではオーガニックの認定を受けた有機肥料のみを使用し、草刈から剪定・摘芯・グリーンハーベスト・収穫まですべて手作業で行い、エノロゴによって策定された厳しいガイドラインにのっとりワイン造りをしています。
ワイン造りは、すべて自社畑のブドウのみから行います。
買いブドウは使用しません。栽培からボトリングまで、すべての工程を自社で行っているため、品質に対するコントロールを可能にしています。
自慢の大樽、地下セラーで「大きくて赤いやつ」と彼らが呼ぶ大樽の中で熟成させますが、この樽の選定がワイン造りにとってはとても重要な作業です。
樽は全てオーク製で、小樽はごくわずかしか使いません。
収穫後のプレス作業、発酵、熟成、清澄など、すべてにおいて入念にテイスティングし、ボトリング後瓶内熟成を経てやっとワインが出荷されます。
ワイン造りは本当に長い時間を費やすもので、忍耐と技術の結晶です。ブドウとワインメーカーの経験が融合して最高の個性を表現するのです。
フラッグシップとなるバローロを生む畑は、タナロ川の右岸にあり、中新世(約2,300万年前から約500万年前までの期間)に由来する複雑な土壌を持っているのが特徴です。
マール(泥灰質)、ライムストーン石灰岩、粘土質、そしてかつて海底だったため生成されたブルーグレイの沈積岩や水成岩が混じり合います。
このような土壌のおかげで、長期熟成が可能な、骨格の強いタイプの赤ワインを造ることができます。
バローロ・チェルヴィアーノ・メルリ
今回輸入したカゼッタの目玉「バローロ・チェルヴィアーノ・メルリ」。
「チェルヴィアーノ・メルリ」とはバローロの中の単一畑です。
ノヴェッロ村にあり、標高は300~400m、丘の中腹にある南向きという素晴らしい位置にあります。
中新世(2500万年前から500万年前)の地質で、「トルトニアーノ」と呼ばれる青い泥灰土の混じる砂質土壌で、マグネシウムや、マンガンといったミネラルが豊富です。香り高く、優美なバローロが生れるクリュと言われます。
ブドウは10月の上旬~中旬にかけて、すべて手摘みで収穫。ワイン造りのプロセスは伝統的な手法で進めます。
10~15日間、ステンレスタンクで温度管理を行いながら発酵。この時、果房が上に残った状態で定期的にポンピングオーバーを行います。こうすることで、果皮や種からネッビオーロの持つ素晴らしい色・香り・味わいが十分に抽出されます。
発酵後スラヴェニアンオークの大樽へ移され、ここで4年間熟成されます。
「カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタ」の取り扱いアイテムは4種類!
知る人ぞ知る希少品種、「ペラヴェルガ」100%のワインも見逃せません!
赤ワインの季節に向けてぜひご検討ください!!
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バローロ・チェルヴィアーノ・メルリ
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ペラヴェルガ・コッリーネ・サルッツェージ
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バルバレスコ
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バローロ
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