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今回ご紹介するのは和歌山県です!
無花果(いちじく)
和歌山県は紀伊半島の西側に位置する県です。古くは紀伊国(きいのくに)と言われ、江戸時代には御三家のひとつである紀州徳川家が支配していた土地です。山地が広がっており、「木国」と呼ばれていたことが由来と言われています。
和歌山グルメと言えばなんといっても梅やみかん(あとラーメンも!)が有名ですが、今回は今が旬!国内生産量2位の「無花果(いちじく)」を紹介します。
いちじくの歴史は古く、メソポタミアをはじめ、エジプトやギリシャでも紀元前から栽培されていたと言われています。
また、あのアダムとイヴが身体を隠すのに使ったのがいちじくの葉です。その他にも聖書の中に度々登場します。
日本へは江戸時代初期に中国経由で長崎に伝わりました。当初は栄養価が高いため生薬として使われていました。挿し木で簡単に栽培できること、日本の気候に合っていたことから、戦後、生産量が大幅に増加しました。
いちじくの旬は8~10月。
生で食べても美味しいですし、ジャムやコンポート、ドライいちじくなどの加工食品も多く流通しています。
わたしのオススメは「ドライいちじく」!なんと、乾燥させることで含まれている食物せんいが10倍になるそうです。グラスワイン片手に、いろんなチーズとドライいちじくを合わせてマリアージュを楽しむのがお気に入りです。
いちじくには栄養がたっぷり含まれています。むくみに効果があるカリウムや貧血に嬉しい鉄分、食物せんい、カルシウム、など女性に嬉しい成分ばかりです。
また、フィシンなどの酵素が含まれており、食後に食べると消化を促進させる働きがあります。お酒を飲んだ後に食べると二日酔いにもなりにくいとも言われています。
ですので、今回はいちじくを使ったデザートレシピをご紹介します!
抜栓してから3日以上経ってしまったグラスワインのロスを簡単に消費できちゃう「いちじくの赤ワイン煮」です。
いちじくの赤ワイン煮
~作り方~
1 鍋に赤ワイン、グラニュー糖、シナモンパウダー、レモン汁を入れ、沸騰したらいちじくを加える。
2 沸騰したら火を弱めてクッキングペーパーで落し蓋をし、5分ほど加熱する。火から外し、そのまま冷ます。冷めたら冷蔵庫で冷やす。
3 器にヨーグルト(あったらフロマージュブラン)を盛り、食べやすい大きさに切ったイチジクを添え、ハチミツをかけてできあがり。
甘口のワインとご提案してみてはいかがでしょうか?
最後に、いちじくを使った料理に合うワインをご紹介します!
ぜひ旬の食材と取り入れてくださいね!!
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ミュスカ・ド・ミルヴァル ビオ カーヴ・ド・ラブレ
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プロセッコ・フリッツァンテ・コル・フォンド・ビオ フィドーラ
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メルロ セリエ・デ・シャルトリュ
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