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スパークリングワインの製法についてのお話しです。
瓶内二次発酵とシャルマ方式の違いをご紹介します!
スパークリングワインの造り方
スパークリングワインはどうやって発泡するのか気になったことはありませんか?
まず、科学的に、そして簡単に、アルコールを発生させる方法を説明します。
【「酵母」が「糖分」を食べることにより「アルコールと二酸化炭素」が生まれる】
スティルワイン(発泡していないワイン)の場合は二酸化炭素は不要なのですが、スパークリングワインの多くはアルコール発酵で発生する二酸化炭素を閉じ込めることによって作られています。
(※炭酸ガスを注入する方法もあります。泡の粒が大きく泡がすぐ消えてしまいますが、安価で味わいはスッキリとしたワインに仕上がります。)
その中でも代表的なのが「瓶内二次発酵方式」と「シャルマ方式」です。
瓶内二次発酵方式
通常のワインと同じくブドウを発酵させアルコールを生成させワインの素(もと)を造ります。
この時のアルコール度数は約7%。これでも酔っ払えますね(笑)
そして、このワインの素を瓶詰し再度発酵させます。
二回目の発酵を瓶の中で行うので、この名前がつきました。
別名をシャンパーニュ方式やトラディショナル方式といいます。
別名の通り、シャンパンでもこの製法が使われています。
発酵後も熟成や澱引きなどコストと時間がかかるため、この製法を使用するワインは比較的高価なものが多いです。
シャルマ方式
瓶内二次発酵はボトル1本ごとに作られるのでとても手間がかかりますが、こちらは密閉されたタンクの中でアルコール発酵の過程で発生した二酸化炭素を閉じ込めます。
20世紀初頭に発明されたこの方法のおかげで大量生産が出来るようになり、手軽にスパークリングワインが楽しめるようになりました。
「シャルマ」とははこの方法を生み出した人の名前です。
コストやワイナリーの考え方で様々な方法が使われますが、瓶内2次発酵のほうがきめ細やかな泡立ちを感んじることが多いです。
最後に、ご紹介した製法を使用したスパークリングワインを1つずつ紹介します。
どちらもお手頃価格の商品ですので、ぜひご検討ください!
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ブリュット・ダンジャン・フェイ ポール・ダンジャン・エ・フィス
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チスパス・ブリュット ロング・ワインズ
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