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今回のマリアージュのテーマは、「北海道のサンマ」です!
水揚げ量No.1!北海道産サンマ
北海道は、東京都の約39.7倍の大きさ!
日本国土の約22.1%を占める広大な北海道には、札幌・函館・小樽などの人気都市部をはじめ、ウニやいくら、ジンギスカンにラーメンやフルーツなど多くのグルメが堪能できます。
知床世界自然遺産、ラベンダー畑が人気の富良野、雲海が話題のトマム、登別温泉など観光スポットも目白押しですよね!
そんな北海道はサンマの水揚げ量、ダントツ日本一。
9月から10月中旬にかけての産卵前のサンマが、最も脂がのっている旬の時期になります。
今年は残念なことに水揚げ量が例年の7分の1以下と非常に不漁の年で、値段も高騰しています。
30年ほど前までは日本がサンマの漁獲量のほとんどを占めていましたが、韓国や中国でもその人気に火が付きそれらの国も漁獲するようになったこと、また、そもそもサンマ自体が減少していることなどが不漁の理由として挙げられます。
しかし、資源量回復のために日本が先陣を切り施策を行っていくそうなので、今後の復活に期待したいです!
さて、サンマは回遊魚のため水揚げされた場所で産地が決まります。
そのため、北海道はもちろん、三陸や宮城の女川で水揚げされたサンマも非常に質が高いですし、同じ環境で育ったサンマが捕れます。
九州や高知県で生まれた後、暖流に乗って北上し、北海道よりさらに北にあるオホーツク海でひと夏を過ごし、産卵のために寒流に乗って南下していきます。
なので、北海道産も宮城県産のサンマも、水揚げされた産地を示しているだけで、同じ環境で育ったサンマたちなのです。
サンマと最高のマリアージュ
さて、そんなサンマと最高のマリアージュはこちら!
「サンマの塩焼き」
脂ののったサンマとカボスを絞った酸味と柑橘の香りに、日本酒酵母のソーヴィニヨン・ブラン!
旬の食材と旬のワインの掛け合わせ、これはずるい組み合わせです。
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ぎんの雫 グット・ダルジャン ソーヴィニョン・ブラン ヴィニャ・マーティ
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「サンマの刺身」
旬のサンマはボリューム感を感じられるため、白ワインではもったいない!
果実味と程よいボリュームのあるピノ・ノワール、「サンセール・ルージュ」がぴったり。
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サンセール・ルージュ ドメーヌ・ランボー
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「サンマの竜田揚げ」
カラッと揚げた味わいに、ニュージーランドのグリューナーフェルトリーナーで旨みの相乗効果が狙えます!
このグリューナーはアカシアの樽で少し香りをつけるため、冷やした状態ではすっきりと穏やかな味わいが楽しめて、常温に近くなるほど旨みを感じられる和の食材にピッタリなワインです。
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ランドマーク・グリューナー・ヴェルトリーナー ミスティ・コーヴ
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