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ヴェネト州でもっとも古くからビオディナミ農法を採用しているワイナリー「フィドーラ」より現当主エミリオ・フィドーラ氏が来日し、オフィスにてワインセミナーを行いました!
普段聞けない話をたくさんお聞きしましたので、お伝えしたいと思います。
フィドーラのワイン造り
フィドーラが自然派に切り替えた1970年代は、農薬を使用して多くのブドウの生産をすることが主流でした。
その流れにとらわれず、ビオディナミ農法で造られた質の高いブドウのみを使用し、テロワールが感じられる素晴らしいワインを造り続けています。
彼らの自然に対する姿勢やワイン造りへのこだわりは半端ではありません。
所有する4つの畑のうち、一家が約100年の間守り続けているヴェニス・メインランドは14世紀にベネディクト派が切り開いた土地の形をそのまま維持し、敷地160ヘクタールのうち、ブドウ畑は並木で小区画に仕切られた約半分の80ヘクタールのみ。
その他は牧草地や雑木林、池など自然を残しており、馬や野ウサギ、カモなどが棲むような自然の生態系を維持しています。
また、フィドーラのヴァルポリチェッラの畑は、他の大手企業のワイナリーは比較手的平地に畑を構えているのに対し、あえて農薬の影響を受けにくい、車一台通るのがやっとの自然環境が豊かな、ドロミテ山脈の麓の丘の頂上付近の南向き斜面のみを選んでいます。
今では自然派やビオディナミを実践する生産者は増えましたが、当時は少数派でした。
エミリオ氏いわく、周りの生産者からは変わっていると思われていただろうねとのことです。
ビオディナミ農法は簡単に実践できることではありません。
一般的な農法よりも自然環境に左右されますし、野生動物にブドウを食べられてしまうこともしばしば。
周りにトウモロコシの畑を造ったり、馬を歩かせて土を柔らかくしたりと、手間暇かけて美味しいワインを造っています。
ちなみに・・・エミリオ氏はあまり甘いものがあまり好きではないそうで、ワインもキリッとした辛口で造ることが多いそうです。
この機会に素晴らしいフィドーラのワインを是非お試しください!