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フランスのシャンパーニュ・メゾン「コント・ド・ダンピエール」よりガブリエル氏が来日しましたので、ご紹介します!
失われつつある伝統技法を守り続けるシャンパーニュメゾン
コニャック地方の有力な貴族であるダンピエール家。
そんなダンピエール家が1880年にシャンパーニュ・メゾンを立ち上げました。
ダンピエール家の晩餐会で使用された秘伝のレシピをもとにシャンパーニュ造りを行っています。
美食家で有名なフランスの大統領ミッテラン大統領をはじめとする上流階級の人々にあっという間に広まり支持されていきました。
今回来日したのはガブリエル氏。
現在、ブランドマネージャーとして第一線で活躍しています。
失われた伝統技術「フィスラージュ」
ダンピエールのシャンパーニュの特色の一つは「フィスラージュ」という伝統技法。
ソムリエ教本にも載っていないほど、失われた伝統技法です。
フィスラージュとは、3本の麻紐を一つに縒り合せて、コルクを十字に留める昔ながらの技法。
第一次世界大戦まですべてのシャンパーニュに適用されていたものです。
現在は針金による留め方(ミュズレ)が一般的ですが、昔は職人がフィスラージュを手仕事で1本1本仕上げて、シャンパンのコルクを留めていたそうです。
近年、その技法を取得している職人はほんのわずかしかいないという大変希少な技術です。
現地ならアンバサダーシリーズは通常のミュズレによる留め方ですが、日本の皆さんにこの技術を知ってもらいたいと、特別にすべての商品にこのフィスラージュを施していただいています。
この伝統的技法も魅力の一つでもありますが、もちろん中身の品質の良さにも定評があります。
モンターニュ・ド・ランスとコート・デ・ブランの半径約20kmのグラン・クリュとプルミエ・クリュしかブドウを買い付けていません。
全てのキュヴェがグラン・クリュかプルミエ・クリュという贅沢なシャンパーニュ。
知る人ぞ知るこのシャンパーニュ、飲みなれている方や、特別なシーンにオススメしてみてはいかがでしょうか?