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スペイン出身のマスター・オブ・ワイン、フェルナンド・モラ氏。
彼の夢である「ヴァル・デ・ハロンを世界で一番のガルナッチャ産地にする」。
このプロジェクトが着々と進行しており、今回極少量入荷しました!
ガルナッチャ・クレイジーこと「フェルナンド・モラ氏」
マスター・オブ・ワイン、フェルナンド・モラ氏。
↓ガルナッチャ愛を語ってくれたインタビュー記事もご覧ください!
【生産者来日レポート】フェルナンド・モラ
今回新入荷したクエヴァス・デ・アロムは彼が最も好きなブドウ、ガルナッチャの本拠地アラゴン州で、このブドウ品種の新たな可能性を求めて設立されました。
ワイナリー名は、アラゴン語のクエヴァス=カーヴ(ワイン造り用の洞窟)と、アロム(フェルナンド・モラの”Mora”を反対から並べ替えた言葉”Arom”)を組み合わせています。
ガルナッチャと言えば、南フランスやスペインで人気のある品種。
過酷な環境でも育ち、収穫量もあるため、安・旨ワインのブドウとして知られています。
しかし、彼は、ガルナッチャは正しくテロワールに合わせ、ブルゴーニュ的なアプローチでワイン造りを行えば、素晴らしいワインが造れると考えていました。そして、今回自信作の新しいワインが、数量限定で日本に入荷しました!!
スペインのワイン造りの長所は、ブドウの古木と共同組合だと考えているモラ氏。
このワインにおいては、サント・クリスト協同組合の施設を使い、共同でワイン造りを行っています。
厳しく選定された最上の畑、天然酵母の使用、卵型タンクやオーク樽熟成など、モラ氏の広い視野で選び抜かれた上質ワインを生み出すための徹底的なこだわりがつまったワインが出来上がりました!
モラ氏からメッセージが届きました!
このワインを発売するにあたり、フェルナンド・モラ氏からメッセージをいただいたのでご紹介します!
新しいワインが完成しました!
ワインの名前は、すべてアラゴン語です。
アラゴン語とはラテン語から派生した古い言語のひとつです。今もアラゴン地方で話されています。
我々は、今回のワインを造る過程で、この土地、アラゴン地方へ畏敬の念を抱くようになりました。
私がワイン造りで心掛けているのは、ブドウの声を聴くこと、畑が広がるその土地のテロワールを表現することです。
これこそが、価格的にも日常の中で飲める、ワールドクラスのワインを作る為に必要なことだと信じています。
(多くのワールドクラスのワインは、価格的に多くの人にとって日常的なものではありません)
高級ワイン=高品質ワインという多くの人の認識を変えるために必要なことは、言葉ではなく実行、つまり素晴らしいワインを作ることだと信じて、この作品を世に出すことにしました。
ワインにおけるシンギュラリティの発現、つまり、テロワールやブドウへ敬意を払い、その声を聴き作り上げたワインが、設備投資を最大化したワインを超えることができる、という特異点を提示する為に必要な道なのです。
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ペドラ・フォルカ クエヴァス・デ・アロム
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アス・ラディエラス クエヴァス・デ・アロム
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オス・カンタルス クエヴァス・デ・アロム
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