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ワイン1本に必要なブドウの量は何房だと思いますか?
A.2房
B.8房
C.12房
D.24房
ワイン1本で使用するブドウの量は?
正解はAの2房です。
ワイン1本の内容量は750mlです。
この1本のワインをつくるには1キロ〜1.2キロのブドウが必要だと言われています。
ワインはブドウの果汁のみで、他に水等を一切加えないでつくるため、ワインボトル1本分の果汁を搾ることができれば、1本のワインを造ることができます。
果物屋の店頭に並ぶピオーネやシャインマスカットのような食用ブドウは、大きくて、立派で、実がしっかり詰まっています。
某千〇屋さんなどで売られている高級品は1房が1キロを超えるものも多いのですが、
ワイン用のブドウは小さくて、種子が大きく果実はあまりありません。
1房が500グラム前後とすると、1本のワインやシャンパンを造るのに2房程度が必要となります。
凝縮系ワイン
1つのワインを造るのに必要なブドウは2房程度と書きましたが、例外もあります。
夢のように甘美なデザート・ワインを造る場合は、辛口ワインとは条件が全く違ってきます。
貴腐ワインなどの超甘ロのデザート・ワインは、灰色カビ病で水分を飛ばした、糖度が高いブドウから造ります。
水分が飛ぶと、果実は干しブドウ状になり、果汁を搾るのがたいへん。
乾いたタオルから水を搾るような感じになります。
そのような理由から、ブドウの樹1本から、グラス1杯分のデザート・ワインしかできないなんてことも。
なので高級品として市場に出回っているんですね。
イタリアで造られるアパッシメント(陰干しブドウ)で造られるワインも沢山のブドウが必要となります。
それにより凝縮感のある味わいのワンが造られます。
最後に、1本造るのに沢山のブドウが必要な凝縮系ワインをご紹介します!
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ネロ・オロ ワイン・ピープル
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アマローネ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ IEI
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アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・ビオ フィドーラ
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