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今回ご紹介するのは、シャキシャキ食感と爽やかな香りが特徴の薬味「みょうが」です!
ハウス栽培で年中出荷されていますが、旬は6~10月。
暑い夏に食べたくなる食材です。
「みょうが」の魅力と合わせるワインをご紹介します!
みょうがを食べると物忘れがひどくなる!?
「みょうが」の主な産地は高知県。
全国の9割近くのシェアを占めています。
ショウガ科ショウガ属で、一般的にみょうがとして出回っているのは花穂(つぼみ)です。
春には「みょうがだけ」と呼ばれる若い茎も出回ります。
ところで「みょうがを食べると物忘れがひどくなる」という言い伝えをご存知でしょうか?
お釈迦様の弟子に周利槃特という物忘れのひどい人がいました。
自分の名前も忘れてしまうので、自分の名前書いた札を首からかけていました。
彼が亡くなった後、お墓にみょうがが生えてきたので、この草を「名荷(名を背負う)」と名付け、転じて「茗荷」と呼ぶようになったそうです。
この逸話から、みょうがを食べると周利槃特のようになる、つまり物忘れがひどくなる、と言われるようになりました。
ワイン×みょうが
あまりよくない逸話があるみょうがですが、実は身体にいい成分がたくさん含まれています。
みょうがの香りの成分には「α-ピネン」が含まれています。
ヒノキやスギなどの針葉樹にも含まれており、リラックス効果や集中力を高める効果があります。
物忘れがひどくなるどころか、頭の働きが良くなるという素晴らしい効果があるんです!
また、あの独特の赤紫色は「アントシアニン」というポリフェノールの一種から来ています。
アントシアニンが目の健康にいいことは有名です。
他にもむくみに効果的な「カリウム」も含まれています。
では、みょうがとワインのマリアージュについてご紹介します。
みょうがは爽やかな香りと独特の苦みが楽しめるので、香りが特徴のヴィオニエや、ミネラル感が感じられるワインがいいですね。
ただ、みょうがは薬味なので、メインの食材によって変わってきます。
さきほどご紹介したように、みょうがにはヒノキやスギなどの針葉樹と同じ香り成分「α-ピネン」や、ポリフェノールの一種「アントシアニン」が含まれています。
針葉樹の香り、といえばカベルネ・ソーヴィニヨンですよね。
赤ワインに含まれるポリフェノールも共通項。
つまり、メイン食材が赤ワインに合うもの、お肉などであれば、カベルネ・ソーヴィニヨンのワインをチョイスすれば素晴らしいマリアージュを見せてくれます!
最後に、みょうがに合わせたいワインをご紹介します!
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クロワ・サン・タデール ヴィオニエ アルマ・セルシウス
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リースリング レオン・マンバック
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カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニョン ヴィニャ・マーティ
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