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酷暑もそろそろ影を潜め、秋の気配を感じられるようになりました。
私の大好きな「新そば」のシーズンがやってきます!
そばの国内生産量1位はどこかご存知ですか?
意外!?ワインとそばは縁深い組!
信州そばのイメージが強い長野県と思われる方も多いと思いますが、実は北海道なのです!
ちなみに長野県は第二位、第三位が茨城県でした。(2018年度)
さて、そばに合わせるお酒と言えば日本酒や焼酎のイメージが強いのですが、フランスで食べられているガレットはそば粉を使っているのでワインとも縁のある組み合わせなのです!
そば粉に含まれるルチンはポリフェノールの一種で、赤ワインと共通する成分。
また、そばつゆには三大うまみ要素が入っており、かつおだしにはイノシン酸、昆布にはグルタミン酸、しいたけにはグアニル酸が豊富に含まれています。
なので、ワインと合わせるなら和食の定番、ピノ・ノワール。
旨みとやさしい渋味がよく合います。
そばの味わいの中に「酸味」は感じられないので、酸味の穏やかな方がいいでしょう。
そば×ワイン
そばの中でも十割そば・粗挽きそばなど、香りの強いそばには、熟成感や複雑性のあるワインがオススメです。
「一番粉」と呼ばれる白いそば粉を原料とした繊細でほのかな甘みがかった味わいとつるっとしたのど越しが特徴的な更科そばだとどうでしょうか?
繊細な風味を活かすなら酸味の穏やかな優しい味わいの白ワインとの相性が良いでしょう。
ネギや薬味と合わせて選ぶなら、香りを合わせてソーヴィニヨン・ブランやリースリング。
出汁の強い麺つゆと合わせるのなら、旨味の強いミュスカデや酸が穏やかなタイプの甲州が良いでしょう。
華やかでフルーティな香りが前面に出るシャルドネやヴィオニエなどは、そばに勝ってしまうので避けた方が無難です。
これから秋を迎え10月~11月に収穫されたそばの実を使って打たれた「新そば」は香りや味わいが格段と上がると言われています。
是非お客様にご提案してみてください!
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クロワ・サン・タデール ピノノワール アルマ・セルシウス
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ぎんの雫 グット・ダルジャン ソーヴィニョン・ブラン ヴィニャ・マーティ
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