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12月の一大イベント、クリスマス!!
クリスマス限定の料理を提供する飲食店様も多いのではないでしょうか?
今回は世界各国のクリスマスの伝統料理と、合わせるワインをご紹介します!
ローストビーフ(イギリス)
日本でもよく知られているローストビーフ。
実はイギリスの伝統料理なんです!
イギリスでは、日曜日の午後に食べるちょっと豪華な昼食のメインディッシュとして扱われています。
一般的にヨークシャー・プディングが添えられます。
プディングと聞くと甘いものを想像しますが、ふわふわもちもちとしたシュークリームの皮のようなものです。
グレイビーソースをかけ、薬味としてホース・ラディッシュを添えます。
日本でも百貨店やスーパーに必ず置いてある人気のある料理です。
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ドミニ・デル・レオーネ ヴェネト・ロッソ・ビオ フィドーラ
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ローストビーフにはフルーティさとスパイシーさを併せ持つ赤ワインがオススメ。
脂分をタンニンがやわらかく引き立て、果実味はシンプルなお肉そのもの味わいを打ち消さず口の中でまろやかにしてくれます。
重すぎない口当たりがピッタリのマリアージュです。
七面鳥(アメリカ)
日本のクリスマスといえば骨付きのローストチキンが定番ですが、アメリカでは七面鳥(ターキー)が食べられます。
これはアメリカの祝日である”Thanksgiving Day”=感謝祭に由来すると言われています。
17世紀、ヨーロッパからアメリカに渡った移住民たちは、農作物の栽培がうまくいかず飢えに苦しんでいました。
見かねたインディアンたちが七面鳥などの食料を分け与え、作物の栽培知識を教え、無事に生き延びることができました。
そして翌年、移住民たちはインディアンを招いて収穫を祝い、食べた御馳走が七面鳥でした。
感謝祭に食べられる「縁起物」として、七面鳥は感謝祭だけでなく、クリスマス、結婚式などの祝いの席には欠かせない食べ物となったのです。
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デヴィルズ・ウィスカーズ・シラーズ カンガリーラ・ロード・ワイナリー
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七面鳥は淡泊なので、みずみずしく甘味のあるフルーツソースをかけるのがオススメ!
同じ感覚で、ワインはジューシーで濃厚なオーストラリアシラーズを合わせて。
スパイシーなアロマが食欲をそそります!
パネットーネ(イタリア)
イタリア、ミラノ発祥の伝統菓子「パネットーネ」。
日本でもクリスマスが近付くと出回るようになりました。
卵をたっぷり使った生地に小麦粉とパネットーネ種の酵母をいれて発酵させて作ります。
パンでは絶対に味わうことのできない柔らかな口当たりに、独特で複雑な味わい、ドライフルーツたっぷりの贅沢なお菓子です。
少し温めて生クリームやマスカルポーネチーズを添えるとより美味しくなりますよ!
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プロセッコ・スプマンテ・ブリュット・ビオ フィドーラ
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イタリアではパネットーネとスプマンテの組み合わせが一般的です。
パネットーネを食べた後に残る乳酸菌の甘さや香ばしさ、ドライフルーツの濃厚な風味を、スプマンテの活き活きとした泡立ちがスッキリとさせてくれます。
クリスマス料理とワインのマリアージュをいくつかご紹介しましたがいかがでしたか?
ワインの消費が一番多くなるクリスマス、ピッタリなワインをお客様に提案して売上アップを目指しましょう!