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本日のテーマは【山口県】
山口県と言えば、やはり下関のフグ!
ひれ酒を造るコツと相性バツグンのワインをご紹介します。
フグの名産地「下関」
「秋の彼岸から春の彼岸まで」と言われ、9月頃から3月頃が旬と言われています。
白子は寒くなる1月~3月が最も美味とされています。
下関には天然物、養殖物ともに日本全国や中国、韓国などの海外から集まってきます。
これには歴史的な背景があり、明治に全国で最初にフグ食が解禁になったのが下関とのことで、下関がフグの名産品として全国に広まりました。
ひれ酒を美味しく飲む3つのコツ
余談ですが、先日会社の仲間たちとフグ釣りに行ってきました!
てっさにてっちり、ふぐのから揚げと豪華な食事となりましたが、ここで合わせるお酒と言えば!やっぱりフグのひれ酒!
私はフグのひれ酒専用の酒器を持ってるほどのひれ酒好きで、冬になると部屋でフグひれを網で焼いて一人至福の時間を楽しんでいます。
ここでひれ酒を美味しく飲む3つのコツを伝授したいと思います!
①ヒレはしっかり焼く!
大事なことはヒレをこんがりと、きつね色になるまで弱火でじっくり時間をかけて焼くこと。
焼きが足りないと生臭さが残るため、少し焦げるくらいまでしっかり丁寧に焼きましょう。
②お酒は熱めの温度にする
一般的に熱燗というと60℃前後の日本酒を楽しむことが多いのですが、ひれ酒を楽しむときはには日本酒の温度は75℃〜80℃くらいの超熱燗にしましょう。
ヒレに含まれているアミノ酸などの旨味が日本酒にしみ出す温度が70℃以上のため、それより低い温度ではおいしいひれ酒を楽しむことができません。
またひれ酒に使用する日本酒はクセの無いもの、例えば本醸造酒や純米酒などがオススメ!
③飲む前にアルコールをとばす
焼いたヒレを1〜2枚日本酒にひたし3分ほど蓋をして蒸らします。
蓋がない場合は、小皿やアルミホイルなどで代用も可能です。
蒸らしたあと蓋を取る瞬間にマッチやライターなどで火を近づけると、器から青白い炎が上がりお酒の表面から気化するアルコールを飛ばすことができます。
アルコールを飛ばすことで、超熱燗にもむせることなく飲みやすくなります。
ワインとフグのマリアージュ
ワインとフグの相性もバッチリなんです!
フグの身の特徴はミネラル感を感じられる淡泊な白身。
同じくミネラルを感じるワインが相性バッチリです!
例えば、アルザス地方のリースリングやロワールのミュスカデ。
ブルゴーニュ南部のシャルドネやアリゴテ。
イタリアだとピノ・グリージョ。
スペインのアイレンやニュージーランドのソーヴィニョン・ブランなどバラエティー豊かに楽しめます!
最後にフグと合わせたいワインをご紹介します。
是非お試しくださいね!
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ジーグラー・リースリング カーヴ・ド・ベブレンハイム
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ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール
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ブルゴーニュ アリゴテ ドメーヌ・マニュエル・オリヴィエ
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ミオパッソ・ピノ・グリージョ ワイン・ピープル
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デダロ・アンセストラル セレクシオン・ルセンド
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エステート・ソーヴィニョン・ブラン ミスティ・コーヴ
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