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2/14はバレンタインデー!
男性ならチョコレートがいくつもらえるか楽しみですよね!
女性はどんなチョコレートを渡したら喜んでもらえるか悩むのも楽しみの一つですね!
今回のバレンタインをきっかけに、思い出のレストランとして何度も通ってもらいましょう♪
チョコレートとワインのマリアージュ
レストランではガトーショコラやフォンダンショコラ、ザッハトルテなど、甘いひとときに渾身のデザートをご用意されることでしょう。
そんなとき、どんなワインを合わせたらよいのでしょうか?
まず、定番の甘口ワインやブランデーなどは教科書通りであり、人気の高いアイテムです。
では、スティルワインとチョコはどうでしょうか?
共通点はずばり「ポリフェノール」。
ワインには渋みや苦みを与えるタンニン(ポリフェノール)が、チョコにはカカオポリフェノールが含まれています。
ワインに合わせるチョコは糖分の割合が同じものを選ぶのがベストといわれています。
フルーティーで果実味豊かなワインには甘いチョコを、辛口のワインにはビターチョコを組み合わせると味がマッチします。
また、ナッツやレーズン、オレンジピールなどのドライフルーツが入ったチョコは、その香りに共通点があるワインを選ぶのが良いでしょう。
例えば「爽やかな柑橘系の香りのワイン」「干しレーズンのようなまろやかな香りのワイン」など。
チョコに加えるものとワインの香りの表現に共通するものがあるというのもワインとチョコが合う理由です。
さて、チョコレートにもたくさん種類があります。
どんなワインに合わせたら最高なのか、1つずつご紹介します!
ミルクチョコ
カカオマスの含有量が20~40%。
カカオマスに砂糖と乳原料を加えたチョコレートのことで、かつて飲み物だったチョコレートを「食べるもの」にしたスイス人ダニエル・ペーターにより約140年前に開発されました。
甘くてまろやかなので、南仏のグルナッシュやシラーなどの赤ワインと合わせるのがいいでしょう。
グルナッシュとシラーの豊満な果実味と滑らかなタンニンにより、チョコだけでは感じることができなかった心地の良いバニリンや花の香りのようなフレッシュな香りが楽しめます。
また、辛口の白ワインも意外と相性がいいので、是非試してみてください!
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シュヴァリエ・ダンテルム・ルージュ セリエ・デ・シャルトリュ
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シュヴァリエ・ダンテルム・ブラン セリエ・デ・シャルトリュ
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ビターチョコ
カカオマスの含有量が40%以上。
カカオマスに砂糖と、少量の乳製品を加えたチョコレート。
ミルクチョコレートと比較すると、よりカカオの香りを感じることができるためグルメな男性などに人気です。
甘みと苦みのバランスが程よいチョコレートです。
カカオマスの多いビターチョコには、タンニン豊かなワインがおすすめです。
例えばスペインのテンプラニーリョだと、タンニンとスパイシーな香りが相乗効果を生み出し、チョコレートとより良いマリアージュを築きあげてくれます。
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ヴィーニャ・マグナ・クリアンサ ドミニオ・バスコンシリョス
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みなさんご存じのように、近年「ハイカカオ」と呼ばれるカカオ高配合のチョコレートがブームです。
一般的にカカオマスの含有量が60%以上のもの「ハイカカオ」と呼びます。
ポリフェノール分が特に高いため、口の中でざらざらしたり、ワインでも感じるようなカカオやココアパウダーの香りに富んでいます。
熟成感のある赤ワインが非常におすすめです。
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ラソン ボデガス・エスクデロ
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ホワイトチョコ
最後にご紹介するのが、カカオマスが配合されていない白いチョコレート「ホワイトチョコ」です。
カカオバター、乳製品、砂糖などでできています。
ポリフェノール分が少なくバニラやジャスミンのようなピュアな香りと甘みが引き立つこのチョコにはロゼワインがピッタリです!
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ユヌ・プティット・キュヴェ・オ・ポワル セリエ・デ・シャルトリュ&セバスチャン・シャバル
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ショコラ・ダマンドやガトー・ショコラ、ショコラ・オランジュなどは、香りの成分が広がりますので、マリアージュの幅も広がり万能です。
調理に使ったリキュールや、スパイスなどからヒントを得てみてください。
ちなみに、ガトーショコラにブランデーを入れて焼くのは定番ですが、焼きあがったガトーショコラにブランデーをかけて食べるのが殺人的な美味しさなので、是非お試しください!